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中古機械査定のポイント中古機械査定のポイント

3-5状態によるポイントPOINT 5

スピンドルの状態

スピンドルを回転させた時、異常な音や振動が出ると査定には大きなマイナスとなります。異常な音とは、ベアリング音が高いなどスピンドルの不具合につながるケースのことを指します。

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スピンドルの状態

送り部分の状態

NC機の場合は、X軸・Y軸・Z軸に代表され各軸に送りをかけ、異常な音(スライド音等)や振動が発生していないかチェックします。

汎用旋盤の場合は、スライド摺動面の状態を見ます。摺動面がザラザラになってしまっているのはNGです。

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送り部分の状態

ATCの状態

工作機械で機械的なトラブルが発生しやすい場所として、ATCが挙げられます。特に古い機械になるほど、この傾向が顕著です。
中古機械の査定においては、ATC交換を全てのツールポットにおいて行い、動作に異常が無いかどうかチェックを行います。

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ATCの状態

外観の状態

やはり機械の外観は、きれいであればあるほど査定も有利になります。また、機械テーブル面等に誤切削による穴等があると、査定にはマイナスになります。